the ajax youth development scheme with co adriaance 3

Analysis

 アドリアーンセは次のステップとしてアヤックスの強みと弱味の分析に取りかかる。

 アヤックスでは多くの事が直感に基づいて行われてきた。これはトップレベルで成功する数多くの若手を輩出するなど典型的なアヤックスカルチャーをもたらしてきた。ここ数年では70名以上の選手がオランダや海外でプロになっており、億万長者になるものもいる。我々はこのカルチャーを維持しながら、もし資金に恵まれた競争相手が現れた時には、先に前進しなければならない。我々の強みについては更に思考し注意を払うことはもちろん、いまだ重要な要素である弱味についても取り組まなければならない。我々の目標は2シーズン毎にユースからトップへ、2,3名の才能ある様々なポジションの若手を送りだすこと。この方針が10年間維持できれば、安泰だろう。
 分析によれば我々は弱味より強みのほうが優れている事が直ぐに分かる。我々が用いるTIPSで現されるアヤックスユースの選手の強みはオランダサッカー界で一般化するようになった。

 Tはテクニック。ジュニア世代はボールコントロールをマスターしなければならない。
 Iはインテリジェンスとインサイト。洞察力や思考力は相手の予測できない特徴的なプレーをもたらす。

 Pはパーソナリティ。アヤックスのタレントは周りと上手くコミュニケーションし、創造的で、才能と勇敢さを示し、他の選手を受け入れ、規律のもと機能することができなければならない。

 Sはスピード。全てのアヤックスの選手において必須の要素である、マークを外す速さ、モビリティ、長い距離を走るスピード。アヤックスのスカウトは選手を見る際、I,P,Sを常に重視する。これらの要素は状況に左右されないからだ。テクニックは常に改善する。ジュニアのスカウトの選考基準は基本的なスピードと共に、テクニック、賢さ、性格などを判断する。

 もし、アヤックスの若手選手の欠点を批判的に捉えるとすれば、トップで必要とされるメンタルや肉体的なスタミナが欠けていることが分かる。常に勝利するので対戦相手に優越感を覚え、そのためファイティングスピリッツに欠けている。

 アヤックスユースの選手達はしばしば相手を見下す傾向がある。当然ながらこのアムステルダムの驕りはそれ自体はアドバンテージであるが、これは彼らのプレーが決定的に不十分であることを意味する。加えて、殆どのディフェンダーは世界水準に比べると非常に小さい。これは海外のトップクラブとの試合で明白である。

 我々はこれらの欠点に対して戦う方法を熟考している。それらの負担に対してコーチたちはより強い対策を練らねばならない。トレーニングや試合中選手達を鋭敏に敏捷に見守り、それぞれのチームから明確に選ぶこと。ポゼッション、フィジカル、ロストからの素早いスイッチングなどに重点を置いた反復練習を用いたトレーニング。また上の年代を含む、国際大会にも参加しなければならない。他のスポーツから学ぶ必要があるかもしれない。いくつかの武芸は付加価値を与える。我々はアヤックスジュニアにエアロビクスをやらせている。そのエクササイズはコーディネーションに有効。効果的に改善と柔軟性を促進し、使われない筋肉のトレーニングにも役立つ。エアロビクスは様々な音楽を選択することによって若者たちとの繋がりをもたらす。これらの効果を知ったからといって、アマチュアのサッカークラブのユースコーチはエアロビクスに飛びつかないでほしい。もしあなたがサッカーに割けるのが数時間であるならば、サッカーのトレーニングに集中すべきだ。アヤックスにおいては別途に30分行う。

 いずれにせよ、もしクラブの若手を肉体的精神的にタフに改善するならば、変える必要があるアヤックスの育成プログラムに対して迅速に結論を下した。

 就任した初年度の、私の考えを定式化するならば次のようになる。

現在そして将来に渡ってアヤックスジュニアはボールスキル、創造性、スピード、サッカーの洞察力、そしてパーソナリティの要素でセレクトされなければならない。ただ若い選手はメンタルタフネスや身体的強さ、或いは理想的な性格を欠く。彼等はこれらの欠点について学ばねばならない。才能に恵まれない選手達は、強みとクレバーさやテクニックで劣る部分を補うファイティングスピリッツを頼りにするべきだ。スカウティングの段階を除けば、本質的にこれらの面はトレーニング中考慮される。この基本原則は他の多くのプロクラブ、国内外を問わずアヤックスを際立たせる。