the ajax youth development scheme with co adriaance 12

Coaches

 子供たちに分かりやすく説明する能力は明らかにある種の才能だ。アヤックスが意識的に幼い世代の指導に若い能力のあるコーチを就けている理由だ。年齢のギャップは決して大きくなるべきではない。U-10,12のコーチは、彼らの世界や言葉、悩み事を理解できなければならない。アヤックスユースの育成哲学を充たしつつ、7歳から10歳の子供たちの世界に与えるドリルを作れるのは彼だけだ。これらのコーチは精神的にも肉体的にもコンディションがピークの必要がある。そして完璧なお手本を示さなければならない。例えばアヤックス哲学は、詳細に全てを説明するより実演する事によって、ウィール・クーバードリルをさらに上手く遣り遂げる事ができると謳われている。百聞は一見にしかずだ。
 このレベルのエキスパートを集めることは、アヤックスユースの育成ディレクターの私にとって、重要なタスクだ。基本原則として全てのアヤックスユースのコーチはチーム内の自分の地位に満足しなければならない。例えば、「今はU-12のコーチだが、14歳から16歳のコーチになりたい。なぜならそのほうが周りの受けがいい」といったようなことは考えてはならない。アヤックスにおいてトップにのし上がろうとする人間に場所はない。全てのコーチは、自分の地位に満足し、自分のタスクが大変重要であると認識することを望まれる。アヤックス上層部の考えとしては、8歳から10歳のコーチは16歳から18歳のコーチ同様に重要だ。U-18のコーチは、試合を分析できる能力があり、説得力のある話し方ができる必要がある。なぜ選手達が同じミスを繰り返し犯してしまうのかを、正確な言葉で説明できなければならない。またミスを正すのに役に立つ練習を考えられる能力も必要だ。この要求はU-10のコーチのスキルとは異なる。こういった訳で、アヤックス哲学において、U-10のコーチが数年後にU-18のコーチになるといった野心を抱くこともないし、ベテランコーチが8歳から10歳のコーチングを簡単だとは考えたりしない。それぞれが自身のやり方で野心を持ち続けなければならないが、ユースのコーチ陣が一緒になってチームを形成している。全ての異なるアヤックスのチームユニット、上層部、メディカルスタッフ、コーチングスタッフ、チームキャプテン、スカウティングチーム、にも同じことが言える。
 全てのコーチはアヤックスシステム内の行動の自由が制限される。まず第一に全体像を常に考えなければならない。試合が出発点であり、アヤックスシステムでプレーする事が基本だ。そしてそれはクラブ全体に糸を通すようだ。これは他のクラブの比較したときの主要な差異のうちの一つだ。他のサッカークラブは各部門で考える傾向がある。各部門は一緒に完成形を形成することを望まれる。例えばファーストチーム。彼らは開始する前に、建造者が完成形を全く分かっていない。
 アヤックスユースのコーチと選手は最初から正確に完成形を理解している。求められるシステムプレイを完全に理解している。コーチと選手たちは何時もシステムプレイに関して考えている。コーチたちは常に、システムプレーとポジショニングを関連付ける練習を作らなければならない。
 コーチたちに対するほかの要求もまた固まってきた。全てのトレーニングセッションには目的がなければならないし、選手達にとってハードワークであるが楽しくもなければならない。これは次に即興で応える能力が求められる。トレーニングセッション中に生じた様々な状況に直ちに対応できなければならない。アヤックス哲学は次のとおりだ。厚いコーチングドリルを暗記して学ぶより、正しい瞬間に行動する能力、正確に分析する能力、やるべきことを見せる能力の方がずっと重要だ。これが問題の核心だ!全ての選手、最も幼い選手からトップの11人までが、コーチが一番よく知ってるということを理解し受けれる事が重要だ。もしコーチが、間違ったタイミングや無意味な話で練習を中断してしまうと、選手の創造性をすぐに失わせてしまう。少なすぎる指示にも同じことが言える。正しいタイミングと建設的な意見だけが選手を改善する事ができる。これがアヤックスコーチ間の大半のディスカッションの主題だ。誰もがこれらのユースコーチングの特徴を欠いていたら、アヤックスでは上手くいかない。アヤックスの若手選手は常に、肉体的にも精神的にも、明敏でなければならない。これはアヤックスのコーチもそうである場合のみ可能だ。
 毎週、私はそれぞれのユースコーチと決まった時間に話し合いを行う。私は少なくとも2週間に1度それぞれのチームを観察する。ミーティングは大抵、選手個人に関するディスカッションだ。例えば、もしコーチがある選手はもはや特定のポジションでプレーできないと感じているならば彼の相談に乗る。仮に、彼は左のポジションだが、将来アヤックスシステム内で別のポジションができればチームが強くなるかもしれない。これが重要なことだ。そのようなケースでは、アヤックスにおけるチームの関心は常に個人の関心に従属しなければならない。
 1年に2度、全ての選手は40項目からなる評価を受ける。これらの評価は3段階に分けられる。
A-stay
B-doubtful (B/A doubtful/stay)
C-go (B/C doubtful/go)
私が、選手(8歳から10歳、10歳から12歳、12歳から14歳のグループについて、両親が出席する)と話し合い、この決定を行う。